きんきうぇぶとは
パソコンを学びたい女性たちのニーズから生まれた活動
きんきうぇぶは、南大阪で活動する女性中心の市民団体である。
拠点は、大阪府富田林市から委託を受けた介護予防事業『街かどデイハウス きんき茶ろん』だ。(街かどデイハウスとは、65才以上で介護保険を使用していない市民が利用できる高齢者の自立生活を地域で支え合う住民活動である。)
また、富田林市の他、羽曳野市、河内長野市等、南大阪一円でパソコン講座を開催し、教室は22ヶ所、年間の受講者数は10000名を超えている。このパソコン講座の活動を支える講師は、40〜50才代の主婦が多い。街かどデイハウスのスタッフもパソコン好きの主婦である。
14年前、きんきうぇぶ発足のきっかけは、パソコンを使いたいけれど使い方がわからないので困ったという私をふくめた地域の声であった。
私が初めてパソコンを購入したのは、1998年。
当時、ノートパソコンは30万円以上もしていた。ヘソクリを貯めてやっとパソコンは購入したものの、わからない事だらけで、しかもパソコン教室へ通うお金も無いので、考え付いたのが、地域情報誌で仲間集めをし、互いに勉強し合うと言う方法だ。
当時のスローガンは、『井戸端会議をパソコンの話しに!』である。お菓子を食べながら、お茶を飲みながら、パソコンの勉強会を開催し、メーリングリストのメンバーは全国に広がり、800名を超えた。
2002年NPO法人の認証と共に会員数は縮小し、地域活動へと移行したものの当時の勉強会のスタイルは今も引き継がれ、パソコンサークルの活動として、14年間続いている。
ところで、21世紀、日本は世界一の少子高齢化国家と言われている。
日本の高齢化率は、世界に例を見ないほどの速度で進み(年間100万人の人が高齢者)地域の高齢化率が、40%を超えるのも間近である。
今後の社会を支えるのは、40代以上の女性によるマンパワーではないか?と感じているのは、私だけだろうか?
特にICTを使いこなし、ICTに携わる女性のリソースは、今後ますます広がると感じている。
あなたも、介護や働き方を考え、学び合う私たちの活動に参加しませんか?
2012年5月20日 |