和やかな笑顔と真剣なまなざし——シニア健康麻雀教室レポート
毎月恒例となった「シニア健康麻雀教室」。今日も早くから多くの参加者の皆さんが集まり、会場はすでににぎやかな雰囲気に包まれていました。開始時間よりも早く来られた方々は、机の配置や牌の準備を率先してお手伝いくださり、「今日はどんな対戦になるかな」「あの人には前回負けたからリベンジだね」と笑顔で話す姿が印象的でした。麻雀を通して、みんなが自然と助け合い、交流が生まれるこの空気感こそ、健康麻雀教室の魅力かもしれません。

初回は「ルールもよくわからない」とおっしゃっていた方々も、今ではすっかりベテランの風格。点数計算もスムーズになり、手牌の読みや捨て牌のタイミングにも工夫が見られます。「前はツモってばかりだったけど、今はちゃんと考えて捨ててるのよ」と笑う姿に、成長の喜びがにじみます。回を重ねるごとに上達が目に見えてわかるのも、この教室の醍醐味です。
教室では、ゲームの途中で席替えを行い、さまざまな人と対戦できるよう工夫されています。新しい相手と打つことで思わぬ発見があったり、打ち筋の違いから学べることも多いのだとか。「あの人の読みは鋭い!」「次は負けないぞ」と、和やかな中にもほどよい緊張感が漂います。

麻雀というと「ギャンブル」のイメージを持つ方もいますが、健康麻雀教室ではお金を賭けることは一切ありません。あくまで“脳と心の健康づくり”が目的です。指先を動かし、記憶を使い、状況判断をすることで脳を活性化。また、対局中の会話や笑いが自然と生まれることで、心のリフレッシュにもつながっています。
「家にいるより、ここに来てみんなと話してるほうが元気になる」「毎月の楽しみができた」という声も多く、参加者同士のつながりがどんどん深まっています。教室の終わりには、「次はいつ?」「またよろしくね」と笑顔で挨拶を交わし、次回の再会を楽しみに帰路につかれる姿が見られました。
これからも、この健康麻雀教室がシニア世代の生きがいづくりと健康維持の場として、ますます発展していくことを願っています。
